CM契約期間はどれくらい?主な種類

タレントCM起用の契約期間は主に以下の3通りです。
- 1年(年契・年間契約)
- 3ヶ月・6ヶ月(1クール・2クール)
- 1週間以上(任意)
契約期間は、短期も長期もさまざまです。プロモーションの目的に合わせ契約期間を検討しましょう。
1年(年契・年間契約)
契約期間を1年とする場合、「年契」とも呼ばれます。タレントのCM契約期間としては一般的です。
テレビ番組は、3ヶ月単位での放送が多く、3ヶ月を1クールと呼びます。したがって1年契約の場合は、12ヶ月であるため期間は4クールです。
1年契約では、タイムCMとスポットCMどちらも利用できます。
タイムCMとは、スポンサーとして契約した特定の番組内でのみCMを放送するものです。そのため、契約した番組が放送されない日はCMも放送できません。
タイムCMで高い頻度の放送をしたい場合は、毎日放送される帯番組を契約することで、毎日もしくは複数の曜日を指定して放送可能です。
タイムCMは、1回のCM放送時間が30秒以上と比較的長尺となります。また、CMの前後で企業のロゴやアナウンスがながれるため、より強いアピールが可能です。
タイムCMは、契約した番組の視聴者層に合わせたターゲット設定をすることで高い宣伝効果が得られることでしょう。
一方、スポットCMであれば特定の番組指定はできないものの、時間帯を選択できます。
タイムCMとスポットCMそれぞれにメリットがあるため、プロモーションの目的に合わせて利用することが重要です。
3ヶ月・6ヶ月(1クール・2クール)
3ヶ月・6ヶ月(1クール・2クール)と比較的短めの契約をするケースがあります。
3ヶ月・6ヶ月のような短めの契約ではスポットCMを利用することが多いでしょう。スポットCMとは、CMを放送する時間帯や曜日で契約するもので、主に4種類あります。
スポットCMは、CMが放送される番組が限定されないことが、タイムCMと違うところです。また、1回のCM放送時間が15秒からと短めになります。
スポットCMの契約の種類は以下の通りです。
- 全日型
- ヨの字型
- コの字型
- 逆L字型
CMを流すタイムスケジュール表である「線引き」の形からそれぞれの種類が決まっています。具体的には、以下の画像のとおりです。

引用:テレビ朝日「テレビCMの「GRP」とは? その計算方法、「TRP」との違いをわかりやすく解説!」
逆L字型やコの字型のように、多くの視聴数が期待できる時間帯や曜日にCM放送時間を絞ることもできます。ただしその分コストがかかる傾向です。
3ヶ月・6ヶ月のような短めの起用は、企業ブランディングなど長期的なプロモーションにはあまり向いていません。新商品の紹介やイベントの告知など、短期的な宣伝告知に向いています。
1週間以上(任意)
1週間以上(任意)の短期的な契約もできます。短期契約でのプロモーションの目的は、新商品紹介やイベント・キャンペーンの告知などです。
また、インフォマーシャルとしてタレントに1回のみテレビ出演してもらうケースがあります。インフォマーシャルとは、インフォメーションとコマーシャルを合わせたものです。
通常のCMは、15〜30秒程度の放送ですがインフォマーシャルでは15〜30分ほどの長尺となる場合があります。インフォマーシャルは、もともと商品の魅力を詳細に伝えるために通販番組などで多用されていました。
タレントを起用したインフォマーシャルでは、番組の中でタレントが商品やサービスを紹介します。そのため、情報提供とエンタメ性を同時に提供できることで売り込み感の無い、自然なアピールが可能です。
CM契約期間の短期・長期の目安

CM契約期間は、短期・長期と分けて考えられます。短期・長期の目安は以下の通りです。
- 短期契約(数ヶ月〜数年)
- 長期契約(数年以上)
CMの契約期間は、プロモーションの運用に大きく関わります。
短期契約(数ヶ月〜数年)
1つ目の目安は、短期契約(数ヶ月〜数年)です。短期契約は、商品やサービスの告知などに向いています。
スポットCMを使い、曜日や時間を指定し幅広い層へリーチすることで、短期間で効果的な宣伝告知が可能です。
また、契約期間の再契約や更新などが容易であることのメリットを活かし、柔軟性のあるプロモーションができるでしょう。
たとえばコカ・コーラは、季節やイベントごとに短期CMを放送しています。

引用:Coca-Cola(Japan):「campaign」
Copyright Coca-Cola(Japan)Company, Limited
短期契約でシーズンにあわせた柔軟な運用をすることで、2022年度には年間CM放送数:約21,000回を担保しています。
参照:M Data「2022年TV-CM会社ランキングを発表」
長期契約(数年以上)
2つ目の目安は長期契約です。長期契約は、複数年の契約のこと。長期にわたってCM を放送することで起用したタレントが企業の顔となることでしょう。
東洋水産「マルちゃん、赤いきつねうどん」のCMに1978年から出演している武田鉄矢さんが例として挙げられます。

引用:マルちゃん 赤いきつね緑のたぬき「ヒストリー」
COPYRIGHT TOYO SUISAN KAISHA, LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
ただし、タイムCMは特定の番組内でのみ放送されるため、CMの放送開始時期を番組の放送に合わせなければなりません。テレビ番組は、4月と10月に番組の切り替えが多く、プロモーション開始時期の検討が必要です。
CM契約期間を短期契約にするメリット

CM契約期間を短期契約にするメリットとデメリットを比較検討してプロモーションに効果的な運用をしましょう。メリットは以下のとおりです。
- 市場の変化に柔軟に対応できる
- リスクを抑えられる
市場の変化に柔軟に対応できる
短期間のCM契約では、市場の変化に柔軟に対応できることがメリットです。近年ではSNS の普及によりトレンドの移り変わりが早くなっています。
変化の早い市場ニーズに柔軟に対応することで、無駄の無いプロモーションが可能です。短期間のCM契約であれば、トレンドに合わせて起用するタレントやプロモーション内容を変更できます。
プロモーションの素早い方向転換ができるなど、積極的な対策が可能です。そのため短期的な契約にすることでプロモーションの自由度が高くなるでしょう。
また、キャンペーンやイベント告知などでは必然的にスポットCMでの短期契約となります。
リスクを抑えられる
短期契約のもう一つのメリットは、起用したタレントが不祥事を起こした場合も、受けるリスクを最小限に抑えられることです。
また、起用したタレントの好感度が徐々に下がることや、タレントイメージの方向性が変わる場合があります。その場合も短期的な契約であれば、リスクに柔軟に対応できることでしょう。
ただしたとえ短期的であってもタレントの影響力は大きいため、不祥事による一時的なイメージダウンは避けられません。そのため、短期的な契約であっても信頼性の高いタレントを起用することは重要です。
以下の記事ではタレントを広告起用するデメリットやリスクについて詳しく紹介しています。
































