マーケティング戦略2025.12.24

インストアメディア(店内広告)とは?イオン・コンビニなどで見かける映像効果は?

インストアメディア(店内広告)とは?イオン・コンビニなどで見かける映像効果は?

インストアメディアとは?

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インストアメディアは、英語では「in-Store Media」と呼ばれ、店舗内や店頭に設置される広告媒体の総称です。消費者が購入を決める直前、いわゆる「ラストワンマイル」で接触できるため、購買行動に直接影響を与えやすい特徴があります。

具体的には、商品の近くに設置されるPOP、のぼりや看板といった店頭広告、さらには店内モニターやデジタルサイネージで放映されるインストア動画(リテールメディア)などがあり、商品やキャンペーン情報を視覚的に伝えることができます。

インストアメディアは、購入直前の消費者に情報を届けやすいため、店舗販促において欠かせない存在です。

なお、市場拡大しつづけているリテールメディアについては、以下の記事でくわしく解説しているのであわせてご覧ください。

店内広告の主な種類と特徴

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店内広告(インストアメディア)にはさまざまな種類があり、店舗の規模や商品、ターゲットに応じて選択できます。

POP広告

POP広告は、商品棚やレジ横などに掲示される販促物です。価格や割引情報、スタッフレビューなどを記載することで、購買意欲を刺激します。

買い物の最中に消費者の目に自然に入るため、購入を後押しできます。スーパーやバラエティショップなど多くの業態で広く活用される典型的な店内広告です。

店頭広告

店舗の入口など外側に設置される広告で、来店前の顧客に対して集客目的で活用されることが多いです。代表的なものにのぼりや看板、デジタルサイネージがあります。特にのぼりは遠くからでも視認しやすく、季節のキャンペーンや新商品告知に適しています。

のぼりや看板広告については、以下それぞれを解説した記事も参考にしてください。

なお、こういった屋外で見かける広告をまとめて「OOH」とも呼びます。くわしくはこちらの記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

インストア動画・店内映像(放送)

店内のモニターなどデジタルサイネージを活用し、動画やスライドで情報を伝える広告です。音声や動きを伴うため、静止画よりも強いインパクトを与えやすく、商品の使い方や魅力を具体的に伝えられます

美容室や飲食店では顧客がリラックスしているときに自然に訴求できるため、受け入れられやすく、親しみを持ってもらえる可能性も高まるでしょう。

また顧客が買い物に集中していたり施術中であったりする場合は、あえて音声のみの広告を店内で放送するのも一つの手です。オーディオ(音声)広告市場は年々拡大中であり、その効果も見直されています。

映像を流すサイネージが用意できない、あるいは映像コンテンツを制作できないという場合は、音声のみに絞って制作・放送したほうが手軽かもしれません。

モールメディア広告(イオン)

大型商業施設内に設置された共通広告枠を活用する手法です。現在は主にイオンモールで実施されていますが、今後広まっていく可能性はおおいにあるでしょう。

一店舗ずつではなくモールに来館したすべての顧客にアプローチできるため、幅広い年齢層や家族層にリーチしやすいのが特徴です。

フードコートのテーブルやエレベーター扉、大型ビジョンなど、滞在時間が長く、注目度の高い場所に繰り返し露出することで、商品の認知度や購買意欲を高めやすくなるでしょう。

また、イベントスペースと組み合わせることで、広告と体験を連動させ、より具体的に商品やサービスの魅力を伝えることも可能です。

このように、店内広告は「購買直前の顧客に直接訴求できる」点が大きな強みです。商品特性や来店客層に応じて最適な手法を選ぶことが、売上アップにつながるでしょう。

参照:イオンモール「イオンモールで広告を出しませんか?」

インストアメディアの効果

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店内で展開されるインストアメディアは、来店客の購買行動を促進し、ブランド認知の向上やクロスメディア(複数のメディアを活用すること)による相乗効果も期待できる広告手法です。

近年はデジタル技術の活用により、より精度の高いパーソナライズ訴求も可能になりました。

商品購入の即時促進

インストアメディアは、ウインドウショッピングや目的の商品を探している来店客の「今購入したい」という気持ちを後押しできます。関連商品や「ついで買い」も提案でき、滞在時間の長い場所や視認性の高いエリアに表示すると、購買行動に直結しやすくなるでしょう。

ブランド認知・キャンペーン告知

店頭で目にする情報は、買い物中の消費者との貴重な接点になります。新商品や期間限定キャンペーンなどを店頭で伝えることができ、ブランド認知向上・売上促進に役立ちます。

商品を実際に見ることで、オンライン広告やテレビCM以上に具体的なイメージを持ちやすくなるでしょう。動画など動きのあるコンテンツを組み合わせるなど、さらに印象に残る仕組みづくりも重要です。

クロスメディア活用による相乗効果

インストアメディアは、オンライン広告やテレビCMと組み合わせることで、クロスメディア効果を生み出します。店舗で広告を見たユーザーがオンラインで詳細を確認したり、Webで情報を得たユーザーが来店したりと、接点を増やすきっかけになるでしょう。

データ連動・パーソナライズ訴求

店内タブレットやPOSシステムと連動することで、来店客の属性や過去の購入履歴に応じたパーソナライズ訴求も可能です。

たとえば、過去に購入した商品の関連商品を提案、あるいはリピート購入の頻度を読み取ってリマインドすることで、購買率向上や顧客体験の向上、リピート来店促進につなげることができます。

インストアメディアの費用・相場

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店内広告の種類ごとに、費用の目安を紹介します。それぞれの費用相場は店舗の規模や設置期間、配信回数によって変動します。

POP広告

商品棚やレジ横などに掲示されるPOP広告は低コストで導入でき、短期間のキャンペーンや販促に向いています。

社内スタッフが手書きで作成する場合、人件費と材料費だけで済ませられるでしょう。専門業者に依頼する場合は、デザイン制作費・印刷費・納品管理費などを含めて数万円~が目安です。

費用目安:1店舗あたり5万円〜(外注の場合)

参照:DRM SalesKnowledge Media「販促企画の代行費用はいくらかかる?料金相場と選び方を徹底解説」

店頭広告

店舗入口などに設置されるのぼりや看板は、通行人や来店者に高い視認性でリーチできます。これにより、地域やターゲット層を絞った広告展開が可能です。

費用目安

  • のぼり:1枚あたり約500円~1,600円(デザイン費別)
  • 看板:1枚 約3,000円〜(デザイン費別)

参照:のぼりキング「レギュラーのぼり」「A型スタンド看板」

インストア動画・店内映像

動画やスライドを活用して商品やサービスの情報を伝える広告です。音声や動きがあるため、特に滞在時間の長い場所で注目を集めやすく、複数のコンテンツを繰り返し流すことで、静止画よりも強い印象を与えることができ、認知度や購買意欲の向上に期待できるでしょう。

費用目安

  • イオンチャンネル:393万円(縦型)・650万円/2週間
  • イトーヨーカドーTV:650万円/2週間
  • スシローサイネージ:150万円/1週間

参照:春光社「インストアメディア」

イオンモールメディア広告

大型商業施設イオンモール内の共通広告枠を活用し、広い年齢層や家族層にアプローチできます。消費者の滞在時間が長くなることが多いため、目に留まる回数も多くなり、高い広告効果が期待できます。設置場所や媒体、サイズによって料金は変動します。

費用目安

  • フードコートテーブルシール:30万円~(全席)/2週間
  • デジタルサイネージ:5万円~
  • 大型バナー:12.5万円~/2週間
  • エレベーター扉:6.5万円~(1扉)/2週間

参照:イオンモール「イオンモールで広告を出しませんか?」

代表的なインストアメディア事例

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モール(イオン)やコンビニなどでは、それぞれの特性に適した多様なインストアメディアが展開されています。

イオンモール

イオンモールのデジタルサイネージ「イオンチャンネル」は全国168店舗、モニター約1,300台で展開(2015年時点)。客層を性別・年代別に分類すると30代女性が最も多いですが、それに次いで30代男性、40代の男女といわゆるファミリー層への圧倒的なリーチ力を誇ります。

2週間で1,714万人にリーチすることができ、認知率も89.3%と高水準です。特にレジ前後に設置されたディスプレイは認知率が高く、滞留時間も長いため、多くの方に情報を届けられるでしょう。

国際空港から車で10分程度の距離にある成田店を中心にインバウンド対応も徹底。多言語音声・字幕で商品紹介したり、タッチパネル式サイネージは簡単な操作で言語を切り替えたりすることができます。

参照:総務省「イオンのデジタルサイネージ概要とインバウンド対応例」

コンビニ(ファミリーマート)

コンビニでのインストアメディアの事例として、全国のファミリーマートで展開されるFamilyMartVision(ファミリーマートビジョン)を紹介します。

約10,590店舗に設置されており(2025年8月時点)、2週間の想定インプレッション数は約5,500万人、平均視聴率も64.2%と高いリーチ力が期待できます。店内音声放送などの他チャネルの広告と連動し、アプリ経由でクーポンやキャンペーン情報も配信可能です。

活用事例

  • みずほ銀行:新社会人をターゲットに展開。エリアや時間帯をセグメントでき、マスメディア広告が届きにくい若者層の生活動線上で認知してもらえることにメリットを感じていたが、くわえてweb広告で当たりきらない層にもリーチできた。

    →結果:サイト閲覧数は約127万人、アンケートの回答者1/4がFamilyMartVision経由で認知。
  • 住友生命保険:若年層に向けて新たな広告媒体を模索、また営業職員の販売支援につながる訴求をしたいという点で展開。お客さまとの日常会話において話題に挙げやすい、という点もメリット。

    →結果:広告を見た媒体としてテレビの次に挙がる。実際にお客さまから「さっきファミマに行ったらCMを見ましたよ」と話を伺い、会話のきっかけに。
  • 東京センチュリー:BtoB領域ということから一般知名度が高くないことが課題だった。採用活動にあたって認知度向上とブランディング目的で出稿。新卒など若年層の生活動線上にあるということが決め手。

    →結果:あえてイメージ訴求に振り切ったCMを制作したこともあり、FamilyMartVisionでCMを見たあと、会社について調べる人が増加。

参照:FamilyMartVision「1日1,500万人の暮らしに溶け込む日本最大級のリテールサイネージネットワーク」

インストアメディア活用のポイント

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インストアメディアを効果的に活用するには、来店客の動線や視線を意識した設置が重要です。たとえば、フードコートのテーブルやエスカレーター付近、レジまわりといった滞在時間が長く、自然と目に触れる場所を選ぶことで、広告との接触機会を最大化できるでしょう。

広告の内容だけでなく、設置位置やサイズによっても訴求力は大きく変わるため、ターゲットとなる客層の行動パターンをふまえて配置を検討することがポイントです。

さらに、デジタルメディアとの組み合わせにより、広告効果の測定やターゲティングも可能になりました。

店内サイネージやレジ横モニターなどをアプリや二次元コードと連動させると、利用者が広告にアクセスした回数や反応データを収集でき、来店客の興味関心に合わせた情報発信が可能です。

単に商品を知ってもらうだけでなく、広告を見た来店客がその場で購入したくなるように訴求できるのです。

また、広告の目的の多くは単なる認知拡大だけではなく、来店客の購買意欲を刺激することにあります。季節やキャンペーンに合わせた商品のアピールや、限定特典の案内、サンプル商品の提供など、実際の購買につながる仕掛けを盛り込むことで、広告の成果を最大化できるでしょう。

このように、「設置場所」「デジタル連動」「購買動機の喚起」の3点を意識することで、インストアメディアはより高い効果を発揮できます。

購買直前の消費者に届くインストアメディア

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インストアメディアは、購買直前の来店客にアプローチし「最後のひと押し」となる広告手法です。

デジタルサイネージとアプリや二次元コードを組み合わせることで、来店客の反応を把握したりターゲティングしたりすることが可能となり、オフライン広告の弱点を補完することができるでしょう。

インストアメディアは、今後ますます期待される注目の広告手法です。

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